はじめに(ご挨拶)
坂本龍馬の故郷、高知県高知市に活動の拠点を置く福祉事業所のグループです。

あおぞら蒼空舎は、平成7年、養護学校の卒業生5名が集い、小規模作業所として小さなスタートを切りました。現在は、地域で活動を続けている障害を持ったメンバー達75名と、それを支援する職員43名、総勢118名の大集団となりました。地域に支えられながら、民間企業とも協力し、地域を元気にする大きな役割を背負って、日々活動に励んでいます。
一人ひとりが個性を発揮できるよう、様々な事業を展開しています。
それぞれの夢や希望をかなえるため、また一人ひとりの個性や能力を生かせるよう、地域の特性を生かした農園、野菜加工、軍手工場、福祉ショップ等、様々な事業を展開しています。自主製品の開発販売にも取り組んでいます。手先の器用な人、力仕事が得意な人、人と接するのが好きな人、さまざまな個性を持ったメンバーたちがそれぞれの力を持ち寄り、また苦手なことはお互いに支え合いながら日々頑張っています。
いきいき工房
いきいき工房では、下請けを主とした作業を行っています。


畜産試験用クッション・シートの作成、土産用の菓子箱折り、贈答用のカツオのタタキに添える薬味入れ、乾燥糸こんにゃくの袋詰め等を行っています。作業内容が各個人で完結する作業ではなく、流れ作業が主となるため、利用者同士の連携やコミニュケーションを育むことを目標に頑張っています。
あおぞらファクトリー あみおり工房
「エコ」な手袋を作っています。

あみおり工房では、5台の手袋編み機を設置し、オリジナル手袋の製造、販売を行っています。編み機で織り上げた手袋をミシン、検品、結束と各工程に分かれ1枚1枚丁寧に仕上げていきます。またリサイクル糸を積極的に使用し、エコにもこだわった商品です。あみおり工房の手袋は、全て1本の原糸から作り上げるので軍手、指出し手袋、幼児用手袋、カラー手袋と用途に合わせた商品作りが可能です。
あおぞらファクトリー 野菜工房
野菜の下処理を行っています。


あおぞらファクトリーでは、地元企業や農家の方から、野菜の下処理を請け負っています。もちろん、あおぞら蒼空舎の自家農園で栽培される農産物の下処理も行っています。
人参の皮はぎやピーマンの種取り等を行っています。野菜の下処理作業を始めた当時は、時間に追われたり、作業手順に戸惑ったり、作業効率が悪かったりと課題がたくさんありましたが、今ではメンバー一人一人が仕事に責任を持ち、それぞれ担当する野菜の下処理のプロになってきています。
あおぞらカントリー 花野菜畑
しいたけ、野菜、花などを作っています。

原木しいたけ、露地野菜、花ポットの3つを柱に活動しています。四万十町大正地区のくぬぎから育てた原木しいたけはともて好評で、毎年完売しています。秋からの収穫も楽しみです。露地野菜は地元スーパーの直産市でも大人気、売れ残ることはほとんどありません。花はカーショップや病院、地域の花壇で華やいでいます。
あおぞらショップ
掘り出し物盛りだくさん。


高知城の近く、越前町商店街に空き店舗を利用した私達のお店があります。贈答品、骨董品、アクセサリー、古着、ハギレや家具などの販売、新鮮な野菜や調味料等の食品販売、これらを現在3店舗で運営しています。もっとお店を増やしたいという夢をかなえるため、今日も、商店街に『いらっしゃいませ!』とメンバー達の元気な声が響いています。
あおぞらカンパニー メンテナンス
施設から飛び出し町に出て働いています。
病院、高齢者施設、公園内の清掃業務を障害者同士助け合って作業を行っています。就労へ向かう前段階の訓練の場でもあり、希望者については一般就労を目指します。企業内での作業は、メンバー1人ひとりにとって大きな経験の場となり、そして力となっています。